- 感情的なのは幼くて良くないことである
- 感情は、理解と現実の間のギャップに説明がつけられないときに発生する
- 歳をとると、知識や経験の蓄積によって「説明できること」が増える
- だから歳をとると、理解と現実の間にギャップがあっても、それに自分の頭の中で説明をつけて納得することで自己消化ができることが増える
- なので歳をとるとどんどん感情的になることは減っていく
- そうなると、精神的に安定して、悩みや苦しみや争いは減る。一方で、感情から得られる刺激や成長も減ってしまって寂しい
- でもこれが残念ながら歳をとるということなんだろう
20代後半くらいから、ずっと↑このように考えていたのだけど、最近↓このようなロジックもあるなということを思うようになった。
- 全く同じモノを見聞きしても、人によって捉え方は異なる
- 捉え方の違いは、見聞きしたモノに説明をつけるための経験や知識の違いで生じる
- だから歳をとると、経験や知識の蓄積によって、同じモノを見聞きしても、より高解像度で捉え、より多くの情報が得られるようになる
- なので歳をとると「今まで気付かなかったこと」にどんどん気が付くようになる
- 新しく気が付くものには、自分の経験や知識で説明できないものも含まれている
- 説明できないとき、そこに理解と現実のギャップが生まれ、感情が生じる
- なので歳をとっても、感情的になれる機会はまだたくさんある
ただし後者のロジックが成り立つのは、
歳をとって蓄積される経験や知識を、理解と現実のギャップを埋める説明に使うだけではなく、理解を超えた現実を捉えるために積極活用する
というのが実践できている場合に限る。
子供が、自分がもう意識しなくなっている身近で些細な出来事に新鮮な気持ちで向き合っているのを見ると、「人生に慣れて感情が減る」効果を実感する。一方で、子供が気にも留めない一瞬の出来事に、自分の経験や知識が突然結びついて嬉しくなったり腹が立ったりすることもあって「解像度が上がって感情が生まれる」効果を実感する。自分は「人生ではできるだけ多くのことを考えたり経験したりしたい」「知らなくて良いことなどないはずだ」という思想で生きているので、知識や経験の蓄積を肯定しつつも、「歳をとると感情が減ってつまらなくなる」という不安を解消するこのロジックは心地が良い。ぜひ実践して確度を高めていきたい。