yokaのblog

京都大学で湖の微生物の研究してます

フル集中の再起動を厭わない

 時間と集中力を要する重いタスクに手を付ける前に、目の前の軽いタスクを片付けたいのだけど、軽いタスクが次から次へと無数に沸いてくるので、いつまで経っても重いタスクに手を付けることができず、そのうち脳があまり集中力を要しない軽いタスクを次々と処理することに特化してしまい、フル集中を要する重いタスクに着手する腰がますます重くなる。この現象に名前はあるのだろうか?

 あるいは、軽いタスクの全消しに瞬間的に成功し、いよいよ重いタスクに手を付けるべき時がやってきたのに、またすぐに軽いタスクが湧いてきて邪魔されることが怖くて、重いタスクに着手する腰が重くなる。この現象に名前はあるのだろうか?

 今論文の査読対応を進めているなかで、これらの現象に苦しんでいる。重いタスクは、重い物体を転がすのと同じで、一度動かしてしまえば(脳がコミットしてしまえば)惰性で結構進むのだけど、止まっている状態から動かす(ゼロからフル集中まで持っていく)のは大変だ。だから、一度動かしたらできるだけ止めなくて済むように、軽いタスクを全排除して、先が見通せる状態にしてから手を付けたい。でも現状は、あまりにも軽いタスクが無限に湧いてくるので、そんなことを言っていたら重いタスクにいつまでも手を付けられない。だから、重いタスクに再着手する苦しさと非効率を厭わず、軽いタスクに何度も邪魔されて止まる覚悟でやるしか、前に進む方法はない。

 今回はこれまでの論文書きの中で、一番時間がかかっていて、一番「フル集中の再起動」の回数と頻度が多くて、一番苦しんでいる。まとまってフル集中できる時間が欲しいのなら、休日に仕事をするのが手っ取り早い。実際、自分の最近の論文は休日に一気に書き進めたものばかりになってしまっている。でもそれを変えたくて、休日にあんまり仕事をしないようにしたら、やっぱり進まなくて苦しんでいる。ボーナスステージ(休日出勤)を使えばこの苦しみから早く逃れられる。でも今回は、なんとかこの苦しみと付き合いながら、ボーナスステージにできるだけ頼らずにクリアしたい。