今日は琵琶湖調査の日でした。ちょっと波風があるけど、良い天気。
気温28度でまだマシな暑さ。水温は26度、透明度は6mに増えて、水中も真夏モードに入りつつある。
いつもは深層ばかり採水しているのだけど、今回は別の目的で久しぶりに表層から採水。やっぱり深層と全然違って粒子が多いので、処理の大変さが全然違う。いつもの半分の濾過量でフィルターが水漏れを起こしてしまった。
さっそく細菌数を数えてみたのだけど、7.1×10^6 cells/mlで、深層の7倍近い現存量。これは琵琶湖にしてはかなり多い数だけど、盛夏に向かっていく今の時期には過去にも報告されているレンジでもある。梅雨が終わって、表層に残された最後の栄養の取り合いで細菌達も数を増やすのに必死なのかもしれない。ウイルスは4.8×10^7 particle/mlで、これも深層の倍以上の値。
変化が激しい表層の調査は色々緊張する。深層の安定性や再現性があってロバストなデータが出る感じは、やっぱりいいよなぁと思った。