yokaのblog

琵琶湖で微生物の研究してます

壁の高さを見誤ってはいけない

 今週はほぼ100%の時間を投入してガリガリ論文を書いていたのだけど、月曜日の時点で「水曜までには終わるだろう」と思っていたのが、今(金曜日の夜)になっても終わっていない。論文のストーリーを組み立てたところで出来た気分になっていても、そこから先行文献を漏れなく誤解なく厳密に読み込んで、図や文章の体裁を完璧にして外に出せる状態にするのは、またとてつもなく時間がかかる作業で、自分が思っているペースの半分くらいでしか進まないと思っていたほうがよさそうだ。こんなにしっかり論文書きに時間を使えるなんて恵まれているし、このあとこんな時間はどんどん少なくなっていくような気がするのだけど、もっと忙しそうなのに1年に何本も論文を出している人は一体どうやっているのか不思議でならない。寝てないのか、遊んでないのか。僕は寝たいし遊びたいので、それができないのなら研究者には向いていないのかもしれない。

 ともあれ、ずっと論文を書けていないなかったので、久しぶりにちゃんと進んでいる感があって安心している。安心するために論文を書くわけではないけど、論文を書いていないと不安になる。というか本当はこれで安心していてはいけない。そもそも今書いているのは一番書きやすくて一番時間を使うべきではない小ネタで、後ろに控えている中ネタと大ネタの論文化、さらにまだ全然着手できていないその次のテーマに早く手を付けるために、一刻も早く終わらせなければならないやつだ。

 目先の事にとらわれずに遠くを見ているつもりだったのに、目の前にある壁が思っていたよりも高くて、結局目先のことで頭が一杯になっている。ださい。今「あと3年で行けるだろう」と思っている場所に行けるのは、10年後だったりするのかもしれない。