yokaのblog

琵琶湖で微生物の研究してます

チェコ・イタリア滞在

 スイス滞在も残り1週間。毎日が新しいことだらけで、本当にあっという間に時間が過ぎるし、色々と経験できている。今回の滞在をサポートしてくれている京大教育研究振興財団には改めて感謝したい。そんなこんなであまりに慌ただしい毎日でだいぶ時間が経ってしまったけど、今月はチェコ・イタリアにも出張していたので様子を紹介。

 まずチェコ。今回はラボぐるみで共同研究のプロジェクトが進んでいるInstitute of HydrobiologyのAquatic Microbial Ecologyグループのところにお邪魔していた。

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 ラボはチェコ南部、南ボヘミアのČeské Budějoviceという街にある。人が多すぎず、かといって田舎すぎることもなくて、とても居心地の良い街。物価はスイスの3分の1以下。治安も危ないと思うことは一切なくて、ここなら住んでも良いかもしれないと思った。

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街の英語名はBudweis。本家のバドワイザービールが飲める。ちなみに、アメリカのビールのバドワイザーはこの本家のブランドを使って売り出している全くの別物。

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彼らの調査地であるŘímov貯水池も見せてもらった↓

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ただ今回はサンプリングは無し。その代わり、バイオインフォマティックスチームとのデータや情報の交換を中心に行った。色々と解析手法を教えてもらったり、自分のデータから新たな発見があったりでとても有益な滞在だった。

 

続いてイタリア。こちらはMaggiore湖の水を採るためにチューリッヒのメンバーと一緒に参加。イタリア側でホストをしてくれたのがInstitute of Ecosystem Study の Microbial Ecology Group のメンバー。ここは由緒のある陸水学の研究所で、著名な研究者たちがここを訪れた際の写真や記録が様々な場所に残されていた。

↓豪華な入口。壁には動物プランクトンが描かれている。

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↓豪華なセミナールーム

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↓分子実験の最新機器が置かれている部屋の天井には壁画。

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↓さらにはなんと、陸水学の調査器具の博物館まである。GPSも電子水温計も無い時代、ちょっと水を採るだけでこんなにたくさんの工夫がされていたのか、ということに感動した。ホームページもあります→Crypta Baldi

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↓湖の調査は天気にも恵まれ、予定通り。洗練された設備と手慣れたテクニシャン達のおかげで水深350mまでの水をきっちり採水することが出来た。

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チューリッヒで作った濾過システムも上手く稼働してくれて、たっぷりとサンプルをとることができた。

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本当はもう10倍くらい書けそうなことがあるのだけど、毎日あまりにも色んなことがありすぎて頭の整理が追いついていない。とにかく、最後まで刺激が途切れることのない楽しい海外滞在経験をさせてもらっている。残り1週間もどうか何事もなく予定通りに終わってほしい。