yokaのblog

琵琶湖で微生物の研究してます

微生物生態学会@横須賀

 微生物生態学会@横須賀に参加。この学会は、一番僕の研究分野にフィットした学会であると同時に、ものすごく守備範囲の広い学会でもある。感動するくらいマニアックなレベルで自分の研究を評価してくれる人もいる一方で、大多数の研究者は僕のポスターの前を素通りだ。

 微生物の研究は、「新手法⇒新発見」という図式が成り立ちやすい。だからどうしても記載的な研究が多い。(微生物以外の)生態学者がこの学会を「つまらない」と評するのを何度も聞いたことがあるけれど、この点が原因だと思う。だけど、だからこそ、少しでも生態や進化に絡めた議論に持ち込めればインパクトのある研究になる、まだまだ発展の余地がある面白い分野だと思う。僕の研究も今はとても記載的だ。だけどこれは基礎固めであって、今後、もっと一般的で面白い発見を量産できる系に発展させていくつもりだ。そうすれば、もう少しポスターの前で立ち止まってくれる人も増えるだろう。

 これまで参加してきた学会では人脈を広げることに積極的だったけど、今回はほとんど名刺交換をしなかった。それだけ顔見知りが増えたということもあるのだけど、それ以上に、自分の立ち位置が分かってきて、広げていくべき人脈の方向性や範囲が絞れてきたことが大きいように思う。新たな成果を出すことなしに、これ以上人脈だけ広げても意味がないし、迷惑なだけだ。すでに関連分野の研究者には自分の研究のことを一通り知ってもらえている。だからこの先は、成果で語るしかない。早く研究を先に進めて、記載的でない、この研究の本当の味を出したい。