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yokaのblog

琵琶湖で微生物の研究してます

10月びわこ

 月例の琵琶湖調査に行ってきた。今朝の気温は13℃。そろそろ深層の水(8℃)を触っていると手がかじかんでくる季節。クーラーボックスの保冷材の数を減らせるのはいいのだけど。

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 水温は23.0℃、透明度はさらに下がって5.5mで、湖も実りの秋。まだ水温が高いのか、植物プランクトンは緑藻中心で、顕微鏡で確認するとStaurastrumやMicrasteriasが多いみたいだった。もっと水温が下がればAulacoseiraやFragilariaといった珪藻が出てくるはずだ。

 僕が研究対象とする深層の細菌達もこれから最盛期を迎える。春から深層に溜まり始めた有機物や栄養塩が、1~2月に成層が崩れる直前まで蓄積しつづけるのだけど、彼らはそれを利用する細菌群なのではないかと僕は考えている。

 今日の深層の細菌数は1.4×10^6 cells/ml、ウイルス数は3.5×10^7 particle/ml。例年通り、CL500-11(C字型の細菌)が多くなってきていることが確認できた。分裂中のものも多く見られて、まさにぐんぐん増殖中のよう。

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 こいつらがどのような特徴を持った微生物で、生態系でどのような役割を果たしているのか。これから冬にかけて、重点的に深層のサンプルを集めて明らかにしていくところだ。