yokaのblog

琵琶湖で微生物の研究してます

久々の論文書き

 4月から超特急でスタートした実験の結果が12月になってようやく出揃って、3年ぶりに論文を書き始めた。Figはできてるし、会社員時代に鍛えた文章作成テクで1週間ちょいで草稿まで書けるのでは、とか思っていたけど、そんなに甘くなかった。

 Materials and Methodsで3日、Resultsで3日費やし、Disucussionに差し掛かってさらに進まなくなって、まぁ気持ちよく年を越すことはできなさそうですね。。。Materials and MethodsとResultsは「日本語で骨子を作る(1日)⇒英語で詳しく書く(2日)」で乗り越えてきたけど、Disucussionは文献を読み込まなければ具体化できないので、ここで3年間研究を離れていたツケが回りまくって苦しんでいる。

 もともと「Disucussion書くときにどうせ読むだろう」と思って、文献を調べこむことから逃げてきたのだけど、今ついにその時になって、改めて調べると知らない文献ばかりで、この3年で本当に色んなことが進んでしまったなぁと感心している。重要そうな文献を消化するだけで、さらに丸3日くらい使ってしまいそうだ。

 うーん、思っていたより時間がかかる。まだ自身ファーストでは2作目とはいえ、これでは先が思いやられる。納期に追われまくっていた会社員時代に「この勢いで研究に戻って仕事したら最強かも」と思ってその勢いを持ち込んだつもりだけど、やっぱり論文書くのは会社の資料作るのとは求められる情報量も厳密さも全然違うし、何より一人でやらなければならないから断然時間がかかる。

 熟練した研究者は一体どれくらいの時間で書き上げるものなのだろうか。「1日で1000語書ければ」みたいなことも聞くけど、1日をフルに論文に費やせる研究者なんてほとんどいないことを考えると、もっとハイスピードで書いていないと生産性を説明できない研究者もいる。やはり一度めっちゃ早い人と一緒に仕事をしてみたい。

 そして論文にこれだけ時間がかかるとなると、裏では実験やら何やらの他の仕事がどんどんたまる。もともとの計画では100%論文書きに投じて、一刻も早くボールを相手に投げて、返ってくるのを待つ間に溜まっている仕事を処理するつもりだったけど、やはり論文書きと他の仕事を同時進行で進めていかないとダメそうだ。集中するときは1点突破でやりたいタチなので、これは気持ちが悪い。

 それから、論文を書いていると陥る症状として「自分が書いているものがすごいのかどうなのか分からなくなる」というのがあることに気づいた。面白いストーリーが思いついてスラスラ書けているときは「やっぱこれおもろいわ。一番上のジャーナルから投稿したほうがいいな」と調子に乗るのだけど、一方で先行研究の深さに圧倒されて「やっぱこの研究じゃトップジャーナルに出しても時間の無駄かもな」という気持ちにもなる。多分、後者が正しいので、一応2番手の雑誌向けのフォーマットで書き進めているのだけど・・・投稿するだけならタダだし、やっぱり上から出してみようか。

 とにかく、研究に戻ってきてからまだアウトプットが無いことに焦っている。査読の早い雑誌であることはマストだ。さっさと書いて、さっさと出して、安心したい。