yokaのblog

湖で微生物の研究してます

7月びわこ

トリプル台風が来る前に月例の琵琶湖調査。水温は23.1℃で先月と大差ないけど、透明度は4.8 mでかなり低くなった。

植物プランクトンは、Staurastrum, Ceratiumのほか、Aphanocapsaなどのラン藻を含めて、小型でコロニーを作るタイプが増えてきた。栄養塩が枯渇してきたのかな?

 

↓鮎沖すくい船がいました

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微分干渉で色々植プラ撮ってみた。琵琶湖定番のStaurastrum dorsidentiferum。死にかけなのか、原形質を細菌に食われてるやつが多かった。

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Aulacoseira。やっぱ珪藻が一番美しい。もう少し大きければ桜を超える存在になれたのに。

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ボルボックスちゃん。細胞をつなぐ糸もよくみえる。

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Ceratiumの親子。左がシスト、右が成体。シストも原形質が動きまくってた。

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微分干渉だとコロニーの内部構造や、細胞外の粘質鞘に群がるバクテリアも良く見える。

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Cosmocladium (たぶん)

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Staurastrum arctisconは細長い細菌にモテる模様。

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Microcystisらしきものも。細菌はついてなかったけど

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↓動プラは詳しくないので種類は不明

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↓もちろん細菌ハンティングも進めてます。取れたてピチピチを144連に撒いて捕獲にかかります。生えろ!

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